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グローバリズムと俳句 前EU大統領ヘルマン・ファンロンパイ氏 [新聞記事]

こんにちは。
本日は俳句の話なのですが、読売新聞社が後援している「平城遷都1300年記念アジアコスモポリタン賞」の第3回授賞式が行われたそうです。

ちなみに「アジアコスモポリタン賞」については以下の通りです。

アジアコスモポリタン賞 ジャカルタに本部を置く国際機関「東アジア・アセアン経済研究センター」(ERIA)が平城遷都1300年を記念して創設。大賞、経済・社会科学賞、文化賞がある。2年に1回、奈良で授賞式を開催している。

読売新聞2月17日6面

大賞は経済改革を中心にミャンマーの民主化を進めたテイン・セイン前大統領。経済・社会科学賞は、都市集積に注目して地域経済を分析する「空間経済学」に大きく貢献した甲南大学特別客員教授の藤田昌久氏。文化賞は、俳句愛好家の前欧州理事会常任議長(EU大統領)のヘルマン・ファンロンパイ氏にそれぞれ贈られました。
3人の記念講演と元国連大使・吉川元偉氏の基調講演の要旨がまとめられていました。
どの記事も日本の世界貢献を実感する内容でした。

その中で、ヘルマン・ファンロンパイ氏の話を紹介しますね。

【引用】
俳句 現代の混乱解く
俳句は世界遺産の一部と言ってもいい。昨年はアフリカで俳句コンテストがあり、閉会式に私も出席した。もはや日本の専有物ではなく、世界の国々、特に若者にとってクールなものとなっている。

17音で身の回りの出来事や気持ちを表現する俳句は、誰もが持つ素朴な感情を語り、自分と自然、季節、他者との関わりを詠む。その簡潔さは道徳的な価値や誠実さ、真正性でもある。事実かどうかが二の次にされる「ポスト真実の時代」から、かけ離れた存在だ。
俳句を詠む人は、自らが自然や宇宙に依存する存在であることを忘れない。国と国との関係でも、私たちは相互に依存していることを認識しなくてはならない。同じ船に乗って運命を共にしているのだ。こうした認識から欧州連合(EU)が生まれた。

世界では今、不安や怒り、憎悪が広がり、米国や英国の政治の場で顔を出している。皮肉に満ちた世界で俳句は無邪気で素朴に見えるかもしれない。しかし、その無邪気さは世界をより良いものにしたいという希望を示すものだ。地に足を着けたまま、別の世界に行きたいという気持ちを表す。これこそが世界中で俳句が愛されている理由だ。決して偶然ではない。俳句こそが現代の混乱を解く答えになっていると思う。

古代ギリシャ・ローマで徳の高い人が求めた「真・善・美」は西洋だけのものではない。グローバル化によって、私たちは文明や文化の最良の部分をお互いに知ることができるようになった。アジアは経済成長が著しい地域であると同時に、松尾芭蕉の俳句に表されるように、文化的インスピレーションの場でもある。

「陽を海を星を見る者 和を愛する」。
EUがノーベル平和賞を受賞した時、オスロの授賞式で私が詠んだ句だ。太陽、海、星を見る人は、平和を愛する人なのだ。
「友となれば 朝日も星も同じ空」は、日本とEUの親善を詠んだ。昇る太陽は日本、輝く星はEU。これらが同じ空の上で輝いている。親友になれば奇跡を起こすことができる。俳句を通じ、皆さんは物事の本質を私たちに教えてくれた。

ヘルマン・ファンロンパイ 元ベルギー首相。2009年、初代欧州理事会常任議長に就任。2期5年務めた。これまでに俳句集を2冊出版している。日EU俳句交流大使。69歳。

読売新聞2月17日6面

「その簡潔さは道徳的な価値や誠実さ、真正性でもある」との指摘、決まり事の中での美の追求という、日本文化の本質、日本という国の本質を感じる言葉でした。

「枯れ枝に緑夢見る変わらぬ美」
「寒空に見ゆるわが息あたたまり」
以上は俳句集に収められているそうです。
第二集の序文には「人間は無限の中の消えゆく小粒子にすぎません。無限の宇宙にあって、人間は無常の存在であることを痛感するものです。人間が偉大でなりえる世界はこの俗世界のみです。政治家もそれを自覚しなければなりません」と書かれています。

今、「2017年 世界最終戦争の正体」という元ウクライナ大使の馬渕睦夫氏の著書を読んでいるので、グローバル化とそのトップにいた人との乖離を感じざるを得なかったのですが、日本文化が、少しでも世界に良い影響力を与えてくれるのなら、今の時代に希望となり得ると思いました。

最後にわたしの一句
「多様性 わが夫にも 寛容を」
お粗末様でした。
(^_^;)

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